イタリアの小さな教会のイメージを空間に取り入れた立面的増築

長野市内の一戸建てのお宅を独立した2世帯住宅に増築させていただきました。

生活スペースを優先するため玄関空間はスペースの確保が難しのですが、敢えて2階部分の収納スペースを開放的な吹き抜けにし、狭い空間でも圧迫感の無いよう設計しました。

特に階段の踊り場空間を縦長のFIX窓と直線で結ぶことで空間に広がりを持たせるとともに、白い壁紙を基調としたデザインで欧風の小さな教会の雰囲気を持たせました。

独立2世帯住宅を目的とした増築のため、コンパクトながら必要な住宅設備を網羅し、シンプルながら効率の良い動線を実現しています。

施工地域

長野市

施工年月日

2019年12月(竣工)

築年数

約30年

構造

木造

工事の種類

解体・基礎・大工・屋根・板金・サッシ・左官・内装・塗装・設備・電気・空調

参考予算(概算)

680万円 ※参考のための工事費用の概算を表示しているもので、実際の工事金額とは異なります。

イタリアの小さな田舎町の教会をイメージした階段空間。白い壁を基調とし、梁を見せて高さを活かしたデザインにしています。

狭い玄関を高さのある空間として、圧迫感を感じさせない設計にしています。またペンダント型の階段照明に縦型配光のブラケット照明を加えることで、夜間でも縦に長い空間の広がりを感じることができるよう配光計画を行っています。

リビングのドアに角度をつけ、玄関空間にゆとりを持たせました。

コンパクトでありながら必要な機能をしっかりと抑えたキッチンと、スペースを最大限に確保するため浴室への動線に引き戸を採用いています。

多少の降雨でもお洗濯物が乾かせるバルコニー。天候に左右されずにお洗濯物が干せるので狭いバルコニーでもお洗濯物が溜まりません。

コンパクトでも必要な物はしっかりと配置しています。

解体中の和室の様子。ここから2階の洋室を階段の動線で結び立面的に増築を行います。

空間のレイアウトが完了した様子です。階段の右手などに和室だった名残が見えます。

独立した玄関でプライベート空間を確保しています。

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