外回りのリフォームとは

外回りのリフォームとは、住宅の内部の居住スペース以外のリフォーム工事を指しますので、広い意味では駐車場の工事や外部の門扉、造園(ガーデニング)工事なども含むため、大変多くの工事内容を含むことになります。

室内空間を「内装」と呼ぶのに対して屋根や外壁など「外装」と呼び、住宅以外の敷地にある工作物を「エクステリア」として区分していますので、外回りのリフォームは「外装」と「エクステリア」の総称として使われているようです。

ここでは「外装」の部分についてどのようにすれば「安心」で「安全」、「経済的」なリフォームができるのかを考えていきたいと思います。

住まいの寿命のばす

近年「スケルトン・インフィル住宅」という言葉を耳にしますが、住宅の長寿命化に向けた取り組みとして「基礎」と「柱・躯体」などの構造体を「スケルトン」とし、それ以外の「水まわりの設備や給排水管」、「屋根」、「外壁」などを「インフィル」として構造体の寿命に合わせて交換や補修を行なうことで住宅の寿命を延ばしていこう、という考え方です。

「スケルトン・インフィル住宅」では、住まいのメンテナンスの容易性などに対して特別な仕様が求められていますが、一般的な住宅であっても「住宅の長寿命化」に対する考え方はスケルトン・インフィル住宅と共通しています。国の住宅に関する補助金に「長期優良住宅化リフォーム補助金」がありますが、こちらも設備配管に関する「取替えのしやすさ」が補助金要件となるなど、住宅の長寿命化のためには住宅の構造部分の寿命にあわせて設備をリフォームしていく必要があるようです。

住まいの部位別の寿命は、一般的に構造が50年以上あるものとされているのに対し、設備(水まわりなど)は20年程度、外壁などもメンテナンスを行なわなければ30年程度で本来の役目を果たさなくなるものといわれています。

つまり、反対に考えると設備などの修理、交換し、外壁を適宜メンテナンスしていけば、一般的な住宅も50年以上は十分に使用が可能であるということになります。

従来住宅の寿命は30年程度などといわれていましたが、現在では「良いものを作って長く使う」のが主流の考え方となっており、長期優良住宅化リフォームなどには補助金制度などもあります。住宅の新築には大きなお金も必要になり、生涯に何度も住宅を建築することは容易ではないと思います。

「適切な時期」に「適切なメンテナンス」を行い、住まいを健全に守っていくことが最も「安全」で「経済的」な方法であるといえます。つぎに「適切な時期」と「適切なメンテナンス」について個別のメンテナンス方法を考えていきたいと思います。

屋根・外壁

「屋根」と「外壁」は最も住宅の構造部分を守る大切な役目を果たします。人の身体に例えると、住宅の「構造部分」を「骨格」とすると「屋根」や「外壁」は骨格をまもる「筋肉」のようなものといえるのかもしれません。

人の場合「筋肉」が衰えてくると、腰痛や関節痛などが生じてくるように、住宅で「屋根」や「外壁」が劣化をしてくると「雨漏り」が生じたり、住宅の気密性能や換気性能が悪くなってくるため「結露」を生じたりして、「構造部分」の寿命を縮めてしまうことになりますので早めにメンテナンスを行なうことが大切です。

「屋根」や「外壁」の適切なメンテナンス時期は、およそ新築から10年を経過した頃からといわれていますが、新築時に用いられた仕上げ材料によってメンテナンスの必要になる時期は異なります。

以下の表に仕上げ材料ごとのメンテナンスの時期と、メンテナンスの方法をまとめましたのでご覧ください。
※ご自宅の屋根や外壁の「仕上げ材料」が不明という方は、新築時の「建築確認書類」の中の「仕上げ表」という「設計図書」を確認してみてください。

屋根の仕上げ材料ごとのメンテナンスの時期と方法

仕上げ材料 メンテナンス時期の目安 推奨メンテナンス方法 備考
基本的にメンテナンス不要

(セメント瓦は10年)

基本的にメンテナンス不要

(セメント瓦は塗装)

落雪や地震などで「ひび割れ」や「ずれ」が生じることがあるので、その場合は早急にメンテナンスが必要
鋼板(金属屋根) 新築から10年~15年 塗装 「雪止め金具」などの固定部分からの「雨漏り」が多いので塗装の際には取り外して点検とメンテナンスが必要
コロニアル

(化粧スレート屋根)

新築から10年 塗装 最も早期にメンテナンスを行なう必要があります。コロニアルはセメントと繊維素材に塗装をしたものですので、塗料が剥げると急速に劣化します。

外壁の仕上げ材料ごとのメンテナンスの時期と方法

仕上げ材料 メンテナンス時期の目安 推奨メンテナンス方法 備考
モルタル 新築から10年~15年 塗装  ひび割れなどが生じていたら速やかに補修
ALC 新築から10年~15年 塗装  断熱性能が高い反面、内部に細かい気泡を持つ構造のため水に弱い性質があるので、早めに塗装する
サイディング(窯業) 新築から10年~15年 塗装 シーリング材のひび割れに注意する
サイディング(木質系) 新築から10年~15年 塗装 サイディング自体が反りを生じることがあるため、シーリングの割れに特に注意が必要
サイディング(金属系) 新築から10年~15年 塗装 触って白い粉が手につくようなら塗替えが必要

以上が大まかな仕上げ材料ごとのメンテナンスの時期とメンテナンスの方法ですが、ご覧いただくとおり「塗装」がメンテナンスの代表的な方法となります。住まいの寿命を延ばすため、建物の「構造部分」をしっかり守っていくためには「構造部分を濡らさない」ことです。そのために「塗装」などで水分をシャットアウトしていくことが大切です。

バルコニー

住まいの中で「屋根」、「外壁」とならんで風雨に直接あたっている箇所が「バルコニー」です。また最近では「バルコニー」を多目的に使用するために大きな空間として設計されていることも多く、雨漏りなどを防ぐためには早めのメンテナンスが必要です。

メンテナンスの方法はFRP防水と呼ばれる「ガラス繊維」を「ポリエステル樹脂」で固めた塗膜防水方法が一般的です。打ち継ぎ目地がないため漏水を起こす心配がほとんどない、などのメリットがあります。

まとめ

以上のようにお話をしてまいりましたが、まとめとしては以下のとおりとなります。ご自宅の「外回り」を確認していただき、「外回りのリフォーム」計画のご参考にしていただければ幸いです。

  • 建物の寿命は「構造部分」(スケルトン)と「水まわりの設備や給排水管」、「屋根」、「外壁」(インフィル)で大きく異なり、「構造部分」の寿命は一般的に長い。
  • 住まいの寿命を延ばすには「構造部分」を守ることが大切
  • 「構造部分」を守るためには「構造部分」を「水に濡らさないこと」が重要
  • 「水に濡らさない」ための方法は「塗装」が最も一般的な方法で経済的

ご相談はお気軽にお寄せください。いつでも無料で対応させていただいています。

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